2025.11.28

個人の能力を最大化させるようなプロダクトをつくれる、唯一無二のエンジニアに【エンジニア】

個人の能力を最大化させるようなプロダクトをつくれる、唯一無二のエンジニアに【エンジニア】

 

  今回は中途入社3年目、エンジニアの大隈さんにインタビュー!

職種未経験にも関わらず入社後すぐから活躍し、2024年度全社優秀賞を受賞した大隈さん。L&E Groupに入った理由、業務内容、仕事の魅力などについて詳しく語っていただきました。


大隈 亮哉:大学卒業後にみずほ証券株式会社で個人・法人に対する金融商品の販売業務を3年間経験した後、プログラミングスクール『RUNTEQ』でRuby on Railsを中心に学習。2023年11月よりL&E Groupにジョインし、技術力を高めながら、持ち前のコミュニケーション力を活かして社内連携の活性化に貢献。第14期表彰にて優秀賞を受賞。




体育会系営業マンがプログラミングにドはまりしエンジニアへ

 

――どんな学生でしたか?

 

 5歳から剣道を始め、大学でも剣道部に所属していました。昼間は授業と部活に行き、練習の後夜勤でカラオケや居酒屋のバイトをするようなタフな学生生活でしたね。

体育会系かつ接客のバイトをしていた経験を活かして20代のうちから評価してもらえるような業界を就活では見ていて、新卒で証券会社に入社しました。







――前職ではどのような業務をしていたのですか?

 

 3年間、個人・法人に対して金融商品の販売をしていました。島根県の支店への配属で、新規開拓がメインでしたね。本当に泥臭い営業で、中小企業の社長のところに訪問しては追い返され…50回通い詰めてやっと話を聞いてもらえ契約に至ったこともあります。

どこの証券会社も似たような商品を扱っているので、契約してもらえるかは営業担当者の信頼度で決まる部分が大きいです。とにかく足繁く通ったり歴代の営業担当たちがやっていないようなアプローチをしたりして信頼と実績を積み、初年度は全国に同期が200名程いた中で年間新規獲得数1位になることができました。






――地方支店配属に関わらず新規獲得数トップなんてすごいですね!しっかりと功績を残していた中で、なぜ転職を決意したんですか?

 

 ライフステージの変化に因るところが大きいです。想定よりも早く社会人2年目で結婚をして、改めて今後の生活について考えたのですが、ずっと家庭を巻き込みながら全国転勤をするような生活は本意ではないなと。もう少し長く在籍することも考えましたが、ジョブチェンジをするなら20代のうちがいいだろうとも思い、情報収集を始めました。

転勤がない職種ということで、初めは地方公務員や電車の運転手なんかを見ていたのですが、ふとテレビで「ITエンジニア不足」のニュースを目にしまして。以前は学校で情報系分野を学んでいないとエンジニアになるのは難しかったが、今はプログラミングスクールが豊富にあって未経験からでも入りやすいということがわかり、エンジニアという職種に興味を持ちました。

そこから実際にプログラミングに触れることができるサイトで試しにちょっとした課題に挑戦してみたところ、非常に面白かったんです。プログラミングにすっかりはまって、平日は証券会社で働きながら土日にプログラミングの勉強をし始め、自分にフィットしている感覚があったので、これを仕事にしてみたいなと感じ、エンジニアへの転身を決意しました。






――L&E Groupを受けたキッカケを教えてください。

 

 通っていたプログラミングスクールに紹介してもらったのがキッカケです。前職を辞めてスクールに通ってプログラミングを学び、複数の企業の面接を受けていましたが、その中でL&E Groupは群を抜いて社風と人柄が良いなと感じました。

私自身、何か一分野のスペシャリストになるというよりは、フルスタックで活躍できるエンジニアになりたいと考えていたので、少人数のベンチャー企業が環境としては良いだろうと考えていました。ただベンチャー企業というと自由でラフなイメージがなんとなくあり、幼い頃から武道を続けていて前職も古くからある日系大手企業に勤めていた自分が、そういった社風に適応できるか不安があったんです。

そんな中L&E Groupに面接へ行くと、社内全体が落ち着いた雰囲気で、メンバー皆さん礼儀正しく堅実な印象を抱きました。CTOと人事部長と話した際も、私の技術面でなく「今後どうなっていきたいか」というキャリア観を親身に聞いてくれて、安心感を覚えましたね。

私と同じように前職は全く異なる職種だった方がエンジニアで活躍しているという話も聞き、未経験でも自分次第で活躍の場を広げられる環境だと感じられたので、入社に至りました。







実務体験や打ち合わせ同席を通してユーザー視点とドメイン知識を深める

 

――L&E Groupに入社後の業務経歴を教えてください。

 

 2ヶ月ほど研修を受けて、プロダクト開発部に配属されました。初めはメインサービスである『Link-AG』の機能追加・改善のうち比較的易しいものに取り組ませてもらって、1,2ヶ月くらい経った頃にクライアントのマーケティング業務をサポートするマーケティング部へ3週間“留学”をしました。

その後プロダクト開発部に戻ってからはLink-AGの開発とあわせてマーケティング業務効率化ツール『AD Analytics』の開発を並行して行い、2年目に入った辺りから電話成果計測システム『Call-ASP』の開発などにも携わっています。








――3週間のマーケティング部留学はどのような経緯で行くことになったのですか?

 

 プロダクト開発部配属初期にLink-AGの開発をしていた際、「この機能をなぜ追加したいの?」「ユーザーはどのようにサービスを使っているの?」と疑問に感じることが多々ありまして。CTOにその話をすると、「実際にデジタルマーケティング業務をやっている部署で実務を体験し、ユーザー視点やドメイン知識を深めるのはどうか」と提案してもらったんです。

実際に留学していた3週間の間、マーケティング部のメンバーたちと同じ業務を行ったり、普段の業務でどんなところにリソースを割いているかヒアリングしたりして、実際のユーザーたちの実態を理解することができました。








――ユーザー心理を理解できる機会をもらえるのはありがたいですね。

 

 本当にそうですね。マーケティング部での業務体験の他にも、ユーザー心理を理解する取り組みとして、営業部メンバーと取引先の打ち合わせに同席して積極的に顧客の声を聞くようにしていました。

エンジニアの動きとして最も良くないのって、現場から挙がってきた要望内容を勝手に自己解釈して開発してしまうことだと思うんです。要望した側からすれば、思っていたものと違う機能だったとしてもせっかく開発してくれたからと文句も言いづらく、とはいえ使うわけでもないので死んだ機能となってしまいます。そうならないためにも、ユーザーの本音をエンジニアが自ら正しく掴みに行く取り組みはとても重要だと思います。

さらに、自ら体験したりヒアリングしたりすることで、正しく要望を理解するだけでなく、潜在的なニーズを汲み取って「それならこういう機能の方がもっと使いやすいのではないですか?」と逆にこちらから提案することができます。実際に取引先との打ち合わせに同席してニーズを汲み取り、私から機能を提案してその日中に追加した時は、非常に喜んでいただけました。自社開発だからこそできることでもあるので、考えたことをすぐにアウトプットできてフィードバックもすぐにもらえて励みになります。


☝他部署メンバーへ積極的に話しかけて一次情報を集める






熱量の高いチームメンバーの存在が成長を後押し

 

――プロダクト開発部では現在どのようなプロジェクトが走っていますか?

 

 Link-AG、AD Analytics、Call-ASPの他に、セールス部門のデータ分析を促進するツールの開発も行っています。その他、各部署の業務効率化に向けたシステムをつくったりもしていますね。






――新規プロジェクトはどのように立ち上がるのですか?

 

 既存プロダクトの周辺機能として発足するパターンが多いですね。例えばAD Analyticsなんかは、私がマーケティング部に留学をしていた際にLink-AGを使う中で、「手作業でやっていてとても時間を取られているな」と感じた業務があり、それを効率化しようと考えたところから始まりました。

L&E Groupには優秀なメンバーが揃っているのに、その人たちが作業に追われて本質的な業務にリソースを割けない状態が勿体ないと思ったんですよね。まずはその一つの作業の手間を削減するためにGoogleスプレッドシートとGASを使って自動化したんですが、そこから「それならこの機能も付けたい」「アプリケーション化したい」とどんどん進化して、様々な機能が付いた一つのプロダクトになりました。

新規プロジェクトが興る際はCTOが適性を踏まえてメンバーをアサインすることもあれば、やりたいと自分から手を挙げることもあります。希望を通してもらえることが多いので、モチベーション高く開発に臨むことができますね。「自分の技術力だと難しい内容なのですが、やりたいんです」と伝えると、チームの皆さんが「いいじゃん、やってみなよ」と言ってくれるので、大変ありがたいです。






――チーム全体が挑戦を歓迎するカルチャーなんですね。その他、チームの雰囲気について教えてください。

 

 とにかく皆さん学びに対する熱量が高いなと感じます。さらに良いなと思うのが、学んだことを共有する文化が強いことです。

例えば、業務外の時間でも皆さん自発的に情報収集をしたり書籍を読んだり勉強会に参加したりしているのですが、そこで得た内容をSlackに投稿したりランチで話したりして共有し合っています。最近はAIに関する開発にも取り組んでいるので、AI関連の最新情報や開発にどう活かせるかといった話もしていて、盛り上がることが多いです。私自身もインプットしたことをブログに書いて発信したり、自社でエンジニアイベントを開催したりと、社内外に情報共有することに努めています。

エンジニアってコードを書いている時は個人仕事の感覚が強いと思いますが、実はとても助け合いが大切な職種だと思います。L&E Groupのエンジニアは皆さん「チームを良くするために」という意識を強く持っている人たちなので、全員で成長できている実感がありますね。


☝技術やAI、ビジネスの話が飛び交い盛り上がるプロダクト開発部

※大隈さんのイベント登壇記事はこちら






エンジニアの力で個人の能力を最大化させる

 

――大隈さん自身は、仕事をするうえでどんなことを大切にしていますか?

 

 二つあって、一つは「期限遵守のために粘り強くコミットすること」です。毎週の定例ミーティングで各タスクの期限を設定するのですが、それまでに絶対に終わらせるという意識で仕事に臨んでいます。期限を守るなんて当たり前かもしれませんが、様々なプロジェクトが同時並行で進んでいるので意外と大変です。新しい知識をインプットしなければできない開発もあるので、時間が許す限りとにかくインプットとアウトプットを繰り返して、必ずやりきるようにしています。もともと新しい知識を勉強するのは好きな性格ですし、前職で粘り強く取り組む姿勢やメンタルは鍛えられていたので、むしろ心地よい忙しさだなくらいの感覚です。

 もう一つは先程の話とも繋がりますが、「周りとコミュニケーションを取って情報収集をすること」です。他部署メンバーにヒアリングに行ったり、取引先との打ち合わせの議事録に目を通したりして、ユーザーの声やビジネスサイドの動きを把握するようにしています。“技術だけでなくビジネスについても詳しいエンジニア”って、この時代にとても市場価値が高いと思いますし、何よりビジネスのことがわかっている方が開発もスムーズにできて楽しいです。

この一年、様々な能力と技術のキャッチアップにストイックに向き合ってきたと自負しているのですが、今年の全社総会で優秀賞をいただいた際に上長からもやりきり力と部署間連携について評価してもらえたので、しっかり見てもらえてるんだなと実感し嬉しくなりました。







――大隈さんの今後の目標を教えてください!

 

 技術面での目標としては、「3年目が終わる頃には、一人で大規模なサービスを立ち上げられるようになる」というものがあります。2年間でフルスタックに、インフラ周りからフロントエンド、バックエンドとそれぞれ広く深く学ばせてもらっているので、あと1年の間にさらに成長して、何万人もの人が使えるようなレベルのサービスを一人で開発できるようになりたいです。

 あとはもう少し本質的な目標として、「使う人が最も注力したいことにリソースを割けるようにするプロダクトをつくること」を考えています。エンジニア自身がつくりたいものではなく、ユーザーが使いたいと思えるものをつくることが、エンジニアとしての正しい姿勢だと思うので、それをもっと確固たるものにしていきたいですね。

お客様に対しては、世の中にいくつもあるASPサービスの中で「Link-AGが最も使いやすい」と言ってもらえるようにしたいです。今までもユーザーのニーズを把握してサービスに落とし込むよう開発をしてきましたが、まだまだもっと良いものにできると思っています。もっと時間を短縮できるような便利な機能を追加したり、それこそAIを用いた機能を搭載したりなど、Link-AGが世の中で一番ユーザーファーストなサービスだと思ってもらえるように進化させていきたいです。

そして社内のメンバーたちに対しては、能力を存分に発揮できるような環境をプロダクトを通してつくっていきたいです。L&E Groupの一番の強みはメンバー一人ひとりの能力の高さだと思っていて。選考から研修、マーケティング部への留学、他部署との連携などを通して、L&E Groupは本当にレベルの高い強い組織だなと痛感しています。そんな優秀な人たちを活かすも殺すもエンジニア次第だと思うんです。せっかくどれだけ人が優秀でもサービスが弱いとアウトプットの質が半減してしまうなと。いかに一人ひとりの能力を活かせるようなプロダクトをつくっていけるかが重要であり、使命だと感じています。






――最後に、一緒に働く未来の仲間へのメッセージをお願いします!

 

 L&E Groupに入社して、私のビジネスマン人生は180°変わりました。それは単純に職種や働き方が変わったということもありますが、少数精鋭で優秀な人たちと高め合える環境だからこそ変わったのだとも思います。

世間ではエンジニア不足と言われていますが、コードを書くこと自体はAIが既にできるようになっているので、これからの時代は技術面以外にもスキルや強みを持つ必要があります。特にビジネスに強いエンジニアは、どこからも求められる希少な人材でしょう。

L&E Groupは技術はもちろん、ビジネスについての造詣を深められる環境が揃っています。エンジニア同士でもよく「今ここの業界が伸びているらしいよ」「会社はこういうことをやろうとしているね」と話すくらい、技術を超えてビジネス全体に興味をもっているメンバーばかりです。エンジニアがビジネス思考、ひいては経営者思考を身に付けることができれば、世の中を大きく変えられるようなプロダクトを生み出し、たくさんの人に喜んでもらえると思います。

ですので、自分の技術力を高めたいというのはもちろんですが、それだけではなく「自分がつくった機能が誰かの役に立ってほしい」とか「自分の技術力でこのサービスをもっと良くしたい」とか、はたまた「どこの業界がどんな風に伸びているのか知りたい」とか、そういった“矢印が外に向いている方”にぜひ来てほしいなと思います。そんな他者貢献意欲や好奇心のある方なら新しいアイディアが浮かびやすく、一緒に楽しみながら会社を大きくしていけるだろうなと思いますね。ぜひL&E Groupで一緒に良いものをつくりましょう!

 

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